◎はじめに
わた わた。どうもわたぼうです。
今期はひさびさに目標のレート2000に到達することができました。
構築はこのようになっています。
サンダー/ウーラオス/カイリュー/ハバタクカミ/ヒスイヌメルゴン/パオジアンです。
平均種族値が脅威の578となっています。
今回は自分の中では過去最高に強い構築になったので、じっくり紹介します。
◎構築経緯
この構築は0から組んだわけではなく、もともと絶対に採用しようと考えていた2匹から軸に組みました。
それが使用率1位であるカイリューと、2位であるハバタクカミです。
この2体はどう転んでも入れ得だと考え、それぞれ自分が最も使い慣れている鉢巻、メガネで採用しました。
次に、この2体では相手のパオジアンが非常に重いため、パオジアンに対面的に強く動かせるポケモンとして、スカーフ水ウーラオスを採用しました。このポケモンはとんぼ返りの存在でパーティーにサイクルの選択肢を生み出し、非常に戦術の幅が広がりました。
この3体ではパーティーが対面的すぎるためクッションとなれる物理受けと特殊受けを考えました。
物理受けは、初めは相手のウーラオスやパオジアンを受けられるポケモンを模索しましたが、色々考慮した結果そんなポケモンは存在しないと考えました。なのでウーラオスやパオジアンは対面的な処理を徹底し、他の有象無象の物理に対して安定するポケモンを探しました。
その結果、サンダーが数値、耐性ともに優秀で他メンバーとの相性補完もよく、ボルチェンで有利サイクルを取りやすいのも強いと考え採用しました。
特殊受けは、相手のハバタクカミ、テツノツツミがとにかく重かったため、この2体に非常に強いチョッキヒスイヌメルゴン一択だと考え採用しました。
最後に、ここまででパーティーが拘り系アイテムが多かったり、状態異常などの搦手に弱く、ドヒドディンルーなどのサイクルに不利を取ってしまうと考えました。これを解決するためにラム剣舞パオジアンを補完枠として採用し、構築の完成としました。
◎コンセプト
高火力で対面的に殴り合う。どうしても不利な対面の発生は選出段階でケアし、引き先をしっかりと用意する。
◎個体紹介
・サンダー
静電気 ゴツゴツメット
図太い H252 B252 D4
放電/暴風/ボルトチェンジ/羽休め
ノーマルテラス
構築の物理受けです。ゴツメ静電気でたくさんの物理ポケモンに嫌がらせをしていました・・・。
一番上に配置したことには理由があり、このポケモンはスカーフ型の存在も広く知られているため、相手に「一番上→先発起用しやすい→スカーフかも?」と誤認させやすくするためです。
至って普通の型ですが、ノーマルテラスが珍しいと思います。このポケモンは耐性が優秀でテラスを滅多に切らないため、特定のポケモンをメタる(嫌がらせをする)テラスにしようと考えました。
それが眼鏡サーフゴーとイダイトウです。眼鏡サーフゴーはサンダーには眼鏡シャドーボールを撃ってくるため、ダメージ量から判断してテラスを切れば一貫を防げます。イダイトウはとにかくお墓参りを無効にするためです。どちらも重い場面が多かったためこのように無理やりな対策をしました。
ノーマルは耐性が優秀なため、実際は全く別の場面で切ることも多かったです。
・水ウーラオス
不可視の拳 こだわりスカーフ
意地っ張り A252 D4 S252
水流連打/インファイト/雷パンチ/とんぼ返り
水テラス
すさまじく強かったです。前期使わなかったことを後悔しました・・・。
相手のパオジアンに対して(スカーフパオを除けば)非常に強く、とんぼ返りで居座りにも引きにもリスクをつけれるのが強すぎました。
カイリューとセットで選出することが多く、パオにとんぼ返りしたあと毎回カイリューを投げていました。氷柱で死ぬリスクはあるものの、水ウーラオス対面で氷柱を撃たれることはほぼなかったです。あるにはありましたが、相手がやんちゃすぎると割り切りました。
初手の水ウーラオスミラーで強気に出たかったため雷パンチを採用しました。ミラーでインファだと先撃ちしたら負けるリスクが高いためです。
ウーラオスとカイリューはこのパーティーでの選出率が9割あったと思います。
・カイリュー
マルチスケイル こだわりハチマキ
意地っ張りH196 A252 S60 (4振りロトム抜き)
ノーマルテラス
最強のポケモンです。とにかく対面性能が高くて頼もしかったです。
アイアンヘッドの採用によって、硬いハバタクカミをワンパンできるのがとても強かったです。
鉢巻神速の通りがいいパーティーには初手からぶっ放しました。相手がゴーストタイプに引いてきてもクッションに引けば問題ない試合が多かったです。
テラス神速を撃った時点で、相手のゴーストタイプ交代を読んで釣り交換して有利を取り続けるプレイングも何回もしていました。もちろんこれは裏目に出た場合やばいのであまりおすすめしませんが、相手が強いときは選出を信頼して積極的にやってました。
・ハバタクカミ
古代活性 こだわりメガネ
臆病H4 C252 S252
フェアリーテラス
破壊神です。相手が特殊受けを選出していなかった場合は、一度有利対面を取るだけで試合を終わらせるスペックがあります。
神速が無効で、舞ったカイリューにも上を取らせないことが多いのが非常に優秀でした。
一番よくある勝ち方が、初手こちらがウーラオスで有利対面とんぼを押し、相手がゴツメカイリューやヘイラッシャを後投げしてきたとこに、カミを投げてテラスムンフォで破壊するパターンでした。
記事のたびに毎回書いてますが、眼鏡カミは技範囲が2〜3枠で完結するため余った枠で滅びの歌がとにかく優秀で、フワライドバトンなどに嫌な負け方を起こしにくくなるので超おすすめです。
・ヒスイヌメルゴン
シェルアーマー とつげきチョッキ
冷静 H252 A4 C252
ラスターカノン/地震/冷凍ビーム/10万ボルト
フェアリーテラス
相手のカミとツツミ、特にツツミに対する性能の高さが光るポケモンでした。
選出率はそこまで高くないものの、いるだけでツツミの選出抑制に貢献してくれました。また、キノガッサを舐めた選出をしても、草食ヒスイヌメ引きケアで胞子を撃たれにくかったりと存在が偉かったです。
火力が欲しかったため調整はC特化にしました。鋼技はヘビーボンバーと悩みましたが、有象無象のフェアリーテラスに強く出たいのでラスターカノンにしました。
シェルアーマーで採用することで急所運負けが減るのはもちろん、テラス込みでウーラオスにも強く出られたのが良かったです。
鉢巻カイリューと同時選出した際の親和性が高かったです。相手のエナジー持ちカミにテラスを切らせる性能が高いため、神速の一貫が作れてイージーウィンが狙える試合が結構ありました。
・パオジアン
災いの剣 ラムの実
意地っ張り H140 A252 S116(最速ガブリアス抜き)
氷柱落とし/テラバースト/氷の礫/剣の舞
電気テラス
今環境で最も恐れられているポケモンです。存在だけでパーティーの圧力の高さ、相手視点での選択肢の量が跳ね上がると考え、補完枠で採用しました。
ドヒドディンルーやカバルドン、鬼火ウルガモス、モロバレルなど厄介な相手をまとめて見れるラム剣舞型です。ヘイラッシャにも強くて助かりました。実際にこれらの相手にイージーウィンできた試合が多かったです。増えていた電磁波カイリューに強いのもすごく噛み合っていました。
先制技を礫か不意打ちで悩みましたが、剣舞を積んだ後はガンガン上から殴りたかったので、相手に依存しない礫にしました。氷電気でだいたい技範囲が完結していました。ジバコイルが唯一きつかったです。
◎基本選出
全体の相性補完を意識して組んだのでさまざまな選出をしていましたが、一番多かったのは
ウーラオス+カイリュー+ハバタクカミの超攻撃的な対面選出でした。
他にもたくさんありますが、この選出が一番強かったです。
◎重かったポケモン
・スカーフパオジアン
この構築の天敵です。パオジアンはスカーフウーラオスで見る立ち回りをしているためかなりきついです。
幸い個体数が少なかったため割り切れました。一生「スカーフテラバだけはやめて!」と祈りながらとんぼ押してました。
・水ウーラオス対面で氷柱押してくるパオジアン
先述しましたが、水ウーラオスには氷柱は撃たれないという信頼のもとでとんぼ返りを押すため、氷柱を押されたら交代先のカイリューがやられて大変なことになっていました。
・水ウーラオス対面で絶対零度を押し、一発で当ててくるパオジアン
これもどうにもなりません。避けるしかないです。
・オオニューラ
下振れてる時はきつかったです。こいつに対してはサンダーを投げて運ゲー勝負を仕掛けていました。楽しかったです。
・純正受けループ
基本的には勝てないです。少ないため切っています。
パオジアンでヘイラッシャにテラスを切らせ、氷柱怯みで無理やり突破して運勝ちしたことは何回かあります。
◎おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
前期は500戦もしたけど満足いく結果が出ずに悔しかったので、今期は結果が出せてとても嬉しいです。
このゲームで勝つには熱量だけでなく、はっきりとした構築の完成度が大事だと強く感じました。
今後は余裕があれば、今よりも高いレートを狙っていきたいです。
では、構築記事を終わります。
わた わた🎶