◎はじめに
わた わた。どうもわたぼうです。
今期は、1800〜1900台でとても苦戦していましたがどうにか2000に乗せることができて嬉しいです。
今回使っていた構築はこのような感じです。
サンダー、ウーラオス、ハッサム、グライオン、ハバタクカミ、カイリューです。
◎構築経緯
今期は終盤まで全く別の並びの構築を使っていました。それは赫月ガチグマ、襷パオジアン、チョッキ水ウーラオスなど対面に強いポケモンだけで固めた構築でした。
その構築でも一度2000チャレンジまでは行けたのですが、勝ち切れず4桁後半まで一度落ちてしまったので、このままではまずいと考え、構築と戦術を大きく変えることにしました。
ぼくはもともと以前のシーズンで、スカーフ水ウーラオスと眼鏡ハバタクカミの高火力を押し付ける攻めサイクル戦術が好きだったので、今期はまたそれを軸にすることにしました。
この環境で攻めサイクルを握るうえで、相手の赫月ガチグマの高火力に解答を持たせたかったため、Sを下げたチョッキハッサムであれば、ガチグマの技を受けながら下からとんぼ→眼鏡カミ着地でかなり優位が取れると考えたため採用しました。
ここまでで相手の水ウーラオス(特にスカーフ)の対処が難しいため、水ウーラオスに受け出して強く、かつサイクルにも組み込めるポケモンを考え、HBサンダーが適任だと考え採用しました。
5体目には、相手のキノガッサに対して解答を持たせつつ、単体のスペックと相手に与える圧力が非常に高いラムの実カイリューを採用しました。
最後に、ここまでで重めな受けループやキョジオーン軸に対して強めで、構築の電気の一貫を見た目上で切ることができる、ステロまきびしグライオンを採用し、構築完成としました。
◎構築コンセプト
・対面操作技×タイプ補完による攻めサイクルで高火力を押し付けて戦う
・即負けしない択をなるべく取り続け、再現性のある勝ちを目指す
◎メンバー紹介
・水ウーラオス
不可視の拳
意地っ張り A252 D4 S252
こだわりスカーフ 水テラス
水流連打、インファイト、アイススピナー、とんぼ返り
構築の軸です。
攻めサイクルをする上で、このポケモンはパオジアンに強いタイプであることがとにかく偉く、スカーフを巻かせることでパオジアンや非エナジーのハバカミ、ツツミを上から縛れるのがとても強いです。
このポケモンを使っているだけで壁展開にも戦いやすくなるのがとても強力に感じます。
技構成は一致技の水流インファ、サイクルを強くするためのとんぼ返りは確定で、@1はアクアジェットや雷パンチと悩みましたが、今回は対カイリューを強く意識してアイススピナーにしました。
このポケモンを使い始めてからレート2000達成をし続けられるようになった、ぼくにとって最強のポケモンです。
・ハバタクカミ
古代活性
臆病 H4 C252 S252
こだわり眼鏡 フェアリーテラス
このポケモンも構築の主軸です。この構築は眼鏡カミのムーンフォースをいかに通すかが重要になっています。
特に今期は終盤にかけて、新技サンダーダイブを覚えたテツノカイナや、チョッキでない赫月ガチグマがかなり増えていたため、それらに眼鏡カミの高火力がとにかく刺さりました。
最速にすることで意地っ張りS1段階上昇カイリューの上を取れたり、パオジアンがほとんど意地っ張り採用であることを踏まえて、最速で採用しました。
10万ボルトはドヒドイデやアーマーガア意識で、滅びの歌はフワライドなどバトンや積みポケモン対策で採用しています。
・ハッサム
テクニシャン
勇敢 H252 A252 D4 S個体値まあまあ
突撃チョッキ ドラゴンテラス
別名バレパンマンです。
相手の赫月ガチグマに対して技を受けつつ後攻からとんぼ返りする動きがしたかったため、S個体値を下げて性格を勇敢で採用しました。
テラスは炎オーガポンを強く意識してドラゴンにしています。この構築では初手に水ウーラvs炎オーガポンができたとき、草技読みでとんぼからハッサムを投げざるを得ない場面が多かったためです。
炎テラスでも両一致技を半減できますが、テラス後に水ウーラオスに弱くなってしまうのが気になったため、炎草水の全てが半減できるドラゴンにしました。
ドラゴンの弱点には元のタイプが強く、氷やフェアリーはバレパンで叩けるため、ドラゴンテラスが裏目に出ることはほぼありませんでした。
ダブルウィングはウーラオス、オーガポン意識。はたき落とすはサーフゴーへの打点かつ、サイクルをより強力にするための技です。
ハッサムはもともと中盤までで増えてから終盤でメタを張られる傾向があるポケモンでしたが、今期は注目が薄かったため、対策が少ない構築が多くて追い風でした(スケショカイリューにハッサムへの打点が無い等)。
ハッサムを終盤に使うのは今期が初めてでしたが、優秀な耐性、強い先制技、はたき、とんぼといった全ての要素が攻めサイクルを回す上で優れていて、何よりかっこいい最高のポケモンでした。
・サンダー
静電気
図太い H252 B252 D4
ゴツゴツメット 水テラス
放電、暴風、ボルトチェンジ、羽休め
サイクルにおける物理受けクッション役です。
水ウーラオスに強いことを高く評価して採用しました。水流連打に受け出せば3回の静電気チャンスとゴツゴツメットにより、かなりの確率で機能停止が狙えます。
環境的にパンチグローブウーラオスが減少していたのも追い風でした。グローブの場合は水テラスを切れば対応できたり、他2体で対処しやすかったりと困ることは少なかったです。
この枠は初め水ロトムにしていましたが、水ウーラ+水ロトムの並びはオーガポンの草技の一貫が嫌だったのと、サンダーの方が水ウーラに1回受け出したときのリターンが非常に高いと感じたのでサンダーにしました。
不利状況でも静電気や放電のマヒ、暴風での混乱によって巻き返しを狙える試合が多く、準伝説のパワーを存分に発揮してくれる、とても頼もしいポケモンでした。
・カイリュー
マルチスケイル
意地っ張り H4 A252 S252
ラムの実 飛行テラス
補完枠でありながら単体のスペックが高すぎて、サイクルが難しそうな相手にはこのポケモンを軸にした対面的な選出も可能にしています。
ラムの実がとにかく偉く、キノガッサはもちろん、初手の電磁波ハバカミなどにも強い対策になります。
先制技を神速ではなくアクアジェットで採用することで、飛行テラバーストで落ちなかったハバカミを倒したり、キノガッサのゴーストテラスに負けなくなるのが強かったです。
ASにしたことで遅いランドロスやウーラオスに上から動けたりするのが偉く、アンコールが起点回避や詰め筋にもなってとても強かったです。
どう使っても強い最強のポケモンです。
・グライオン
陽気 H212 B44 S252
どくどくだま 鋼テラス(水推奨)
はたき落とす、ステルスロック、まきびし、挑発
https://watabou828poke.hatenablog.com/entry/2023/10/29/075332
↑シーズン11で使っていたグライオンです。また使うことになるとは思いませんでした。
このポケモンはステロ+まきびしができるポケモンの中でも、はたきと挑発もできることが強く、また自身が毒になりながらポイズンヒールで回復できるため、受けサイクル相手に有利を取る性能がとても高いです。
受けループに対しては、このポケモンでステロまきびしを撒ききってから眼鏡カミを通す立ち回りをすることで一回も負けませんでした。キョジオーン入りに対しても出せそうなら積極的に出していました。
選出率は低くても、出す相手を選べば本当に強くて、まず動きを読まれなかったためとても刺さりました。
相手に与える圧力も高く、比較的対処が容易なサーフゴーの選出を誘発したりと、存在だけでかなり貢献してくれた優秀なポケモンです。
◎選出パターン
・水ウーラ、ハバカミ、ハッサム、サンダーの4体から3体を選んで組み合わせるサイクル選出
・カイリューを初手にし、裏にハバカミ、ウーラオスで対面的に戦う対面選出
・グライオンを絡めながら受けサイクルを破壊しにいく対面選出
◎苦手なポケモン
・オボン電気パオジアン
水ウーラオスが不利を取るためかなり厳しい相手です。
・HD毒テラスガチグマ
ハバカミでの処理が安定しづらいため厳しいです。
・コノヨザル
処理が安定しないです。かなり嫌です。
◎おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました😊
この環境はとにかく選択肢が多く、全てに解答を持たせることが困難なため、自分の行動が通るかどうかがお祈りで動かざるを得ない場面が多かったです。
初手にとにかく即負けに直結しない択を取ることが大事だなと思いました。
難しい環境でしたが、皆さんレギュレーションEお疲れ様でした。レギュFからもまたよろしくです。
わたわた〜