◎はじめに
わた わた。どうもわたぼうです。
今期はとても環境が難しく苦戦しましたが、どうにかレート2000を達成できました。
並びはこんな感じです。
◎構築経緯
①カビゴンが大好きで、ずっと解禁を楽しみにしていたので採用しました。型は前々から考えていた、あついしぼうを活かしたチョッキの特殊受けとしました。
②環境最強のポケモンであるカイリューを、今回は初手テラスで強く打ち合える、鋭いくちばしの飛行テラバースト型で採用しました。
③特殊アタッカーはハバタクカミが的役だと考え採用しました。以前から使い慣れているこだわりメガネにしました。
④水ウーラオスが今期は環境的にますます強くなっている(後述)と感じたので採用しました。
パオジアンやオーガポンに上から行動でき、とんぼ返りで構築にサイクルの選択肢ができるスカーフにしました。
⑤物理受け枠としてHBヒートロトムを採用しました。パオジアン、炎オーガポンに対する引き先として非常に強かったためです。
この枠はアーマーガア、ウォッシュロトム、バルジーナなど色々と試してましたが、最終的には対パオジアン性能を一番重く見てヒートロトムになりました。
⑥補完として受けループやキョジオーンに対して強い駒がほしくて色々考えていたところ、ステロまきびし挑発グライオンが非常に強いと気づいて採用しました。
◎構築のコンセプト
・対面選出とサイクル選出を使い分けて戦う
・受け寄りの構築に負けないようにする
◎構築紹介
・カビゴン
厚い脂肪 とつげきチョッキ 妖テラス
のしかかり、地震、ヘビーボンバー、テラバースト
調整:意地っ張りA252 B252 D4
ウーラオスや炎オーガポンが苦手なため選出できる機会は少なかったですが、特殊受け性能はかなりのものを発揮してくれました。
妖テラスは攻撃面も耐性面も噛み合いがよく、特にパオジアンの一致技+聖剣が特性込みで全部半減になるのが強かったです。
技構成は色々変えていましたが、マヒも見込める一致打点ののしかかり、鋼に撃つ地震、カミをワンパンするヘビボン、テラスを活かす妖テラバーストで確定しました。
好きなポケモンなため対戦のモチベーションをずっと保てたのが何より良かったです。
・カイリュー
マルチスケイル 鋭いくちばし 飛行テラス
飛テラバースト、神速、地震、アンコール
調整:意地っ張りH244 A252 S12
対面選出する際はほとんどの試合で初手から投げ、初手飛行テラバで荒らしまくっていました。
飛行テラバで耐久振り眼鏡ハバカミをワンパンしたり、赫月ガチグマを確定二発にしたかったため持ち物は鋭いくちばしにしました。
アンコールは起点回避性能が高くて非常に強かったです。今期は意外とカイリューのアンコールが警戒されにくかったのも追い風でした。
・ハバタクカミ
古代活性 こだわりメガネ 妖テラス
調整:臆病H4 C252 S252
破壊神です。このポケモンでいかに有利対面を作れるかどうかで試合が決まっていました。
基本初手からはあまり投げずに、ウーラオスのとんぼやヒトムのボルチェンから降臨させる動きが強かったです。
相手のハバタクカミと対面したときに引けないことが多かったので、ミラーを強く意識した最速CSにしました。パオジアンも準速でタスキ以外が増えていたので、最速メガネカミは非常に刺さりました。
技はムンフォシャドボと、フワライドバトン対策になる滅びの歌は確定で、@1はアーマーガアを意識して10万ボルトにしました。パワージェムやハイパーボイスでもよかった気はします。
・水ウーラオス
不可視の拳 こだわりスカーフ 水テラス
水流連打、インファイト、アイススピナー、とんぼ返り
調整:意地っ張りA252 D4 S252
初手からも後発からも使いやすく使用感最高のポケモンです。
今期はアローラキュウコンが解禁されたことで、オーロラベールを貫通して殴れるウーラオスはさらに需要を上げたと感じました。
後述するHBヒートロトムとのサイクル相性がよく、ウーラヒトムカミの選出で何度も勝ちを拾いました。
・ヒートロトム
浮遊 オボンの実 草テラス
調整:図太いH252 B252 D4
ポケモンHOMEでの使用率に反して、かなりの勝ち馬ポケモンでした。
相手のパオジアン、炎オーガポンに対して強いクッション役になってくれました。
鬼火イカサマで物理を止める性能が高いためカイリューのストッパーになってくれました。
何よりボルチェンからウーラ、カミに繋げる動きが強かったです。
テラスタルは草にしました。相手の水ウーラオスに強く出たかったのと、構築単位で重いキノガッサの胞子を少しでも対策するためです。
・グライオン
ポイズンヒール 毒毒玉 鋼テラス
叩き落とす、ステルスロック、まきびし、挑発
調整:陽気H212 D44 S252
H:ポイヒ回復量最大値、S:ミラー意識最速
従来のグライオンから大きく型をずらした、起点作成型グライオンです。
このポケモンを投げる相手は主に受けループ、キョジオーン入りのサイクルです。ステロまきびしから眼鏡カミを通してイージーウィンできる試合が多かったです。
ステロまきびしだけであれば他にできるポケモンはたくさんいますが、このポケモンの真価は「S95からの挑発」と「ポイズンヒールによる場持ちの良さ、状態異常耐性」にあります。
つまり「相手からの絡め手を封じつつ、自分は一方的に崩しの起点作成ができる」という悪魔のようなポケモンです。
攻撃技は今回は叩き落とすにしましたが、岩石封じも強かった気がします。テラスはとりあえず鋼にしましたが一度も切りませんでした。
◎基本選出
・対面型選出
サイクル戦ができないと判断したら全部これでした。
・サイクル選出
対面操作から高火力を通す選出。これが一番多かったです。
・受け破壊型選出
グライオン+ハバタクカミ+@1
グライオンは初手から投げるよりは受け出しが多かったです。
◎重いポケモン
・襷イダイトウ
かなり重いポケモンでした。このポケモンの対策はもっと入れるべきだったと感じています。
ラス1で出てきたら止められないので、イダイトウ入りに対してもグライオンで事前にステロを撒いて無理やり対策することが多かったです。
・水ウーラオス
立ち回りでごまかしていましたが重いことには変わらず、かなりお祈りで対処していました。
・キノガッサ
胞子の対策が薄いためかなり厄介でした。寝かしながら倒すか、初手ヒトムで入って草テラスで対策していました。
◎おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
構築としては弱点も多く不安定で、おすすめできる出来ではないですが、皆さんの参考になってくれたら嬉しいです。
特にこのグライオンはもっと活かせる人がいるかもと感じました。
環境は苦しかったですが、好きなポケモンたちで戦えたのはとても楽しかったです。
来期もがんばるわた〜